お金の包み方。金封。つつむ。くるむ。中の大切なものを守る。気持ちを包んで渡します。

結納品専門店「株式会社すみの」神戸・明石

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結納について
"つつむ"という言葉には、大切なものを守るためにくるみ込むという意味がありました。ラッピングなどの包み紙や、風呂敷といった文化も、中の大切なものを守るためにあります。金封も同様に、現金を直接渡すのではなく、気持ちを包んで渡します。
そこには正しく包む作法もあり、これをないがしろにしては、せっかくの気持ちもないがしろにしていることになってしまいます。


贈るかたち
日本の贈り物の起こりは農作物の収穫を神仏に感謝することから始まりました。
そのために儀式上の約束事が考えられ、時代とともに変化して今日に至っています。
贈り物に種々の道具を用いたり、贈る気持ちを言葉だけでなく
道具の絵柄に表すということがその表れです。
先様に敬意を表すための細やかな心配りがしのばれます。
『贈る』方法は様々ですが、基本的に御祝をお渡しになる時は、直接畳や床の上には置かず祝儀盆という盆にのせ、小さな袱紗をかけて贈る方法が用いられます。
以下の3点を使用し『贈る』というのは、より丁寧であると言えるのではないでしょうか。

祝儀盆(しゅうぎぼん)
金封などの小さなものを贈る時に使用します。
20~30cm程度の縦長の形が普通で、
弔事用には蓮柄などがあります。
広蓋は、結納目録を渡す際に使用します。
祝儀盆・広蓋共に、丁寧な漆塗りの仕様です。

帛紗(ふくさ)
江戸時代、覆い布を正方形にしてお金を包む習慣が出来上がりました。時代劇などで小判を紫の布で包むシーンを見かけますが、その布のことを手帛紗(金封つつみ)と称します。祝儀盆、袱紗とともに使われるもので、祝儀盆の台を簡略化して帛紗と一体化した台付帛紗もあります。

袱紗(ふくさ)
帛紗と袱紗、同じ『ふくさ』と読みますが、それぞれ違うものを指しています。袱紗は四隅に房の付いたもので、贈るものに掛けて、チリや汚れを避けるために使用します。
贈り物を広蓋・祝儀盆にのせ、袱紗を掛け、風呂敷で包みます。袱紗は紋を表とし、絵柄を裏とするのが本来の形ですが、絵柄を略した紋のみの袱紗も使われています。



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